動物も生きるために

サルはKASHIKOI!

俵山の田んぼも緑色を増し、我が家の田んぼも稲株が増えて風になびく長さに順調に成長しています。
この時期の話題はやっぱりシカ被害のこと。毎年のことです。
サルも出ているとの情報も聞くと、俵山の友人達とのランチタイムはそんなケモノ話で盛り上がります。
友人が「サルは、婆ちゃんが病院に行くのを知っとるんよ~」と、笑わせてくれますが、本人はマジ顔。婆ちゃんがいつもと違う格好をして病院へ向かうのを、どこかで見ていて、その隙に畑の野菜を荒らしたそうです。笑っちゃいけないけど、サルは賢い!と感心してしまいました。

我が家はカラスに悩まされ

我が家はカラス。犬の餌を荒らしに来たり、一生懸命育てたイチゴも食べられてしまいました。おまけに洗濯竿にとまるので、洗濯物が汚されて困っていました。
うちの婆ちゃん、「バーン、バーン」と、鉄砲の真似をした声で追い払っていましたが、当然のごとく効果なし。
ようやく100円ショップでカラス避けを買ってぶら下げました。すると、今朝はいつもの丸々太ったボスカラスの姿は見えません。キラキラ光るものは苦手だそうです。100円で安心を買いました。

俵山の自然と会話

今年はハウスの野菜まで手が回らなくて父さんが両脇にトウモロコシを植えているけど、真ん中の私スペース何かしなきゃと慌てています。

そんな焦る気持ちを邪魔する俵山の自然。その大きな自然に包まれ、美味しい空気をおもいっきり吸い込むと、焦る気持ちもどこへやら。カラス被害もわたし自身のストレスも小さく感じて、「まっ、どうにかなる」とひとり土の上に腰を下ろしてしまいます。

ゆっくりと時間が流れるなかで、いつも通る道を見上げると「山椒(さんしょう)の木」。
「大きくなったなぁ。実もギッシリやね」
春にはタケノコを味噌と山椒の葉を使って作る「木の芽和え」は、山間に暮らす私たちの定番料理。最高に美味しい逸品です。
そんなことを考えながら山椒の木に差す午後のお日様の光がキラキラと美しい。山椒の葉の中にある油点と呼ばれる透明な部分は太陽に透けて見えるそうです。
俵山の自然と、こんな言葉なき会話をしながら、一日中楽しく過ごしています。

今年も変わらない我が家の柿の木。貫禄を感じます。葉もすっかり繁りました。

柿の木の周りは手入れなど手も届かず雑草だらけ。その中でピンク色の花を見つけました。たぶん昔からある雑草の花。名前があるのに知らないけれど、もちろん私の故郷にも今でも生えているでしょう。
子どもの頃はよくこの草花で遊んだよなと昔を想い出しました。

俵山に嫁いできたころ、初めて見る草木や花や野菜が全て驚きでした。それが慣れてきたころ、子どものころから知っている草花を見ると懐かしくその頃を想い出せる、不思議ですよね。

時代は進化して色々な分野で効率化を求められていて、農業でも機械化は当然必要とされています。でも少し質は変わったかもしれないけれど、変わらない空気、変わらない土、変わらない水。そのなかで私たちは生きているんだと思えました。昔からあるお互いの信頼関係や人間性。変わらず大切に繋いでいきたいです。

毎週水曜日のサンドイッチ

毎週水曜日、口コミで広まった手作りサンドイッチ。いつも楽しみに待ってくれているお客様のもとへ届けにいきます。

新メニューの俵山豆腐を使ったハンバーグサンドイッチは、おからも入れてとってもヘルシー。長門産の野菜も使っています。(上のサンドイッチは、別メニューです)
ハンバーグに入っている豚肉ミンチは、ビタミンB1が含まれ、夏バテの予防や疲労回復に効果的。季節の移り変わりやお客様の体の調子を考えて、お届けするサンドイッチのメニュー(具)を変えています。
今週もお客様の笑顔に会いに、俵山から出発します。

【連載】私の田舎暮らし俵山の魅力 一覧にもどる

関連キーワード