昭和の時代を思い出す 金子文英堂

「こだまでしょうか」のフレーズで一気に全国に広まった、長門市仙崎出身の詩人金子みすゞさんの詩には、一見幼く感じますが素直で真の通った優しい人柄があらわれています。
そんなみすゞさんに少しでも近づくことができる「金子みすゞ記念館」で、心が豊かになる時間を過ごしてきました。

金子テルに会える場所

「おじゃまします」と声をかけたくなる入口

金子みすゞ(本名テル)が幼少期を過ごした場所が仙崎にある「金子文英堂」。
その跡地に建てられた記念館の入り口は、金子みすゞの幼少期に入り込むには十分な雰囲気を持っていました。

「いま」と「昭和」の境界

入口の扉を入ると全く違う世界に入り、なんともいえない「ふわっ」っとした空気が体を包みます。
受付をすませ中に入ると、金子文英堂書店の裏へ

番頭さんが座る帳場が復元されており、そこは近付き座ってみることもできました。そろばんを触ったり、帳面をめくることもできるのでお子さんは喜びそうですが、おもちゃではないので十分な注意が必要です。

奥の部屋に入ってみると、オルガンなどの展示品がありました。
はじめて見るものばかりなのに、どこか懐かしく安心感のあるものばかりでした。

みすゞのお部屋へ

1階の部屋を一通り見た後、2階に続く光に包まれた階段を見つけました。

少し急な階段ですが、「昔の階段は、急で1段が高かったな。」などと微笑ましく感じながら、一歩一歩慎重に上がっていくと、かわいらしいお部屋につきます。

みすゞのお部屋を復元したその場所は、やさしい光がさす場所に小さな机がありました。きっとこの場所で優しく素直な心が育まれたのだなと想像ができます。

お部屋は上がることができませんが、二方向から見ることができ、様々な感覚を刺激されました。

 詩人「金子みすゞ」に触れる場所

本棟への道

金子みすゞ記念館は奥の本棟で「詩人・金子みすゞ」の歴史や詩を鑑賞することができます。
そこまでの道には、生活感ただよう台所やお風呂場などの土間の復元があり、入って見たり触ったりすることができます。

さらに、優しい木漏れ日がさす庭も復元されていました。

 

その先には、素晴らしいみすゞの詩の世界が待っています。

やさしく、するどい みすゞの詩

記念館本棟では、基本的に写真撮影は禁止されているので、写真画像はありませんが、写真を撮ることなど忘れてしまうような雰囲気と色で、「みすゞの世界にいる時間を大切にしたい。」と思わせてくれます。

企画展示室や常設展示室では、みすゞに関する資料や詩が展示されており、気がついたらかなりの時間が経っていました。

そして、記念館の中で特にオススメしたいのが、「みすゞギャラリー」です。
真っ直ぐでとても不思議な空間の壁には、やさしい光がいくつも灯っています。一つ一つ近付いてみると、壁にはみすゞの詩が飾ってありました。
それだけでも素敵な演出なのですが、そっと手のひらをさし出すと、私の手の中にみすゞの詩が!「手のひらのページ」というそうです。これは、ぜひ記念館に行って見て欲しいと思います。

「プロジェクトMギネス」1/13縮尺タペストリー

記念館本棟で写真の撮影ができる場所がミュージアムショップ隣にありました。

時が止まったような空間を体験しに、ぜひ訪れてみてください。

 

金子みすゞ記念館のあとは・・・

みすゞ通りをのんびりお散歩。みすゞの詩札がたくさんあるので探しながら歩くと、金子みすゞが地元に愛されていることをより一層感じることができます。

 

みすゞ通りから海へ向かって歩くと、道の駅センザキッチンがあります。その隣に2018年4月オープンした「長門おもちゃ美術館」は、子どもが楽しめ、大人は癒される最高の観光スポットです。

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