長門おもちゃ美術館とあわせて楽しみたい、キッズクルーズ船「弁天」
こちらの船は、船の外観だけでなく桟橋から船内まで夢と遊び心がたっぷり詰まった船でした。
今回は、長門市自慢の青い海が存分に満喫できる「キッズクルーズ船弁天」をご紹介します。

子どもたちに伝えたい 人のつながりとぬくもり

弁天丸からキッズクルーズ船「弁天」へ

このキッズクルーズ船「弁天」は、元々はおもちゃ美術館のお隣にある青海島観光汽船さんが所有していた「弁天丸」と言う観光船だったそうです。弁天丸がその役目を終え廃船になるところ、キッズクルーズ船の企画を知った青海島観光汽船さんが弁天丸を提供されたと聞きました。

改修前の画像/長門おもちゃ美術館より許諾

そしてその弁天丸は、クラウドファンディングを通じてたくさんの支援者の方々に賛同を得て、今日のキッズクルーズ船「弁天」に生まれ変わることができたのです。

船に関してまったく知識の無い私にとっては、廃船寸前の船を改修してもう一度海の上を走らせることがどんなに大変なことか、想像もつきません。
子どもたちに長門の海を実際に体験してほしいという想い、思い出や歴史がたくさんつまった船を快く提供するという青海島観光汽船さんの温かさ、そしてそれに賛同した支援者の優しさ・・・人と人のつながりが夢へつながっているのですね。

森から海へと続く道

キッズクルーズ船「弁天」に乗船するため、美術館から海につながる扉を開けると、ぬくもりがたっぷりのウッドデッキが広がっています。木の優しい色と爽やかな潮風に、思わず大きく深呼吸をしてしまいました。やっぱり長門の空気はおいしいです。

キッズクルーズ船「弁天」だけでなく、青海島観光汽船さんのかわいい観光船たちもたくさん並んでいます。青い空、青い海、カラフルな観光船!心が躍らずにはいられません。

ウッドデッキだけでも十分素敵な時間を過ごせそうです。

純粋なワクワク感とドキドキ感

お目当てのキッズクルーズ船「弁天」の隣にずっと見えていた渋い朱色のアーチに近付いてみると、浮桟橋(うきさんばし)でした。
青い空に映える渋い朱色は、柿渋と弁柄を使用して出している色のようで、どちらも防腐・防水の効果があるようです。長門市の渋木で同じような色の屋根瓦を見かけましたが、あの瓦も同じ原材料なのかな?などと、ふと思いました。

浮桟橋は船とは違い、穏やかな自然の潮風を直に感じ、その風の「揺れ」も感じることができるので、とても心地よい場所です。こちらも、廃船を再利用して生まれ変わっていました。

このような廃船を再生するときの労力は計り知れませんが、きっとそれ以上に、大人が忘れている純粋なドキドキ感とワクワク感も感じられたのかな、と思います。そこにいるだけで純粋な気持ちが伝わり、「ロマン」のようなものを感じます。

夢があふれる「海の上のおもちゃ美術館」

幼心と大人心をくすぐる船内

船内は美術館内同様、木のおもちゃはもちろん、長門産の木をふんだんに使っており、木の香りとぬくもりがたっぷりでした。
船内は広くはないので、圧迫感を感じるかもしれませんが、カラフルながらも優しい色で遊び心が散らばっており、ここは夢の「おもちゃの船」そのもののように感じました。

ジブリ映画で「おもちゃの船を魔法で大きくし、それに乗り込む子どもの姿」が出てくるシーンがあります。そのシーンをワクワクしながら見ましましたが、そこに入り込んだ気持ちになりました。

なによりも心踊るのが、貸出衣装の「船長服」と「子ども操縦席」です。

キッズクルーズ船「弁天」では、船長さんと同じ格好をして船長さんの隣で「操縦桿(おもちゃです)」を握ることができるのです。

ただ、こちらは子どものみのお楽しみ!大人用の船長服や操縦桿はありませんが、お子さんが楽しむ姿をみれば、それで十分幸せな気持ちになれるはずです。
キッズクルーズ船というネーミングなので、子ども中心の船内ではありますが、大人でも十分楽しめる観覧席が用意されていました。

積み木のような、丸や四角の窓からは長門の青い海を眺めることができます。
「海って、こんなに青いのか・・・」と、うっとりしてしまいます。

日々の疲れを流すため、木の香り・長門の海・子どもの笑顔があれば他に何もいらないのではないでしょうか。
キッズクルーズ船「弁天」は、集合してから帰港まで約30分ですが、海の上で幸せな時間を過ごして陸に上がれば、浦島太郎の気分かもしれませんね。

このキッズクルーズ船「弁天」は、木や海の優しさと一緒に「人の優しさ」も伝えるために子どもたちを乗せているように感じました。人と人のつながりと想いがあったからこそ実現できたキッズクルーズ船、この先もずっと仙崎の海の上を走ってほしいです。

 

おもちゃ美術館のおもちゃはミュージアムショップで!

館内や船内で遊んだ「おもちゃ」は長門おもちゃ美術館に隣接するミュージアムショップで購入できるものもあります。

木のおもちゃは、壊れにくく色あせも「あじ」になり長く使えるので、お土産はもちろん、お子さんやご自身が気に入ったおもちゃを購入すれば、家に帰ってからも余韻を楽しむことができます。使わなくなったものはインテリアとして飾ることができるのも魅力の一つです。

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