空を覆うような黄金の樹

秋の紅葉と言えば、真っ赤なもみじが一番に思い浮かぶのではないでしょうか。
でも、もみじの紅だけでなく、黄金に輝くイチョウの樹も忘れてはいけない存在です。

イチョウを知るとおもしろい

イチョウの樹には性別があることをご存知でしょうか?

イチョウの樹の下に落ちている、つぶすと独特なにおいを放つ銀杏(ぎんなん)。銀杏が落ちているイチョウの樹は女性なんだそうです。
そういえば、街路樹として植えてあるイチョウ並木には、銀杏があまり落ちていないですよね。と、言うことは、ピシッと整列しているのが男性ということです。

長門市にもイチョウの樹に見守られる寺社があるので、ご紹介します。

麻羅観音(俵山)

「ななび」より許諾


この麻羅観音にもイチョウの樹があります。そして、とても悲しい歴史が残る麻羅観音。

湯本の大寧寺で最期を遂げた大内義隆公の遺児が女装して俵山に潜んでいたところ、捕らえられて殺害され、男児であった証拠に男根を切り取られたということです。 これを哀れんだ里人が霊をなぐさめるために建てたものです。<引用元/長門市観光サイトななび>

そんな悲しい言い伝えにまつわる麻羅観音ですが、 子孫繁栄、精力増強、良縁、恋愛成就、夫婦円満などに利益があると言われています。

悲い出来事を『悲劇』で終わらせず、未来の子孫へつなげる・・・なんだか切ない気持ちになります。

「ななび」より許諾

その麻羅観音を見守っているイチョウの樹の下には、銀杏が落ちているそうです。幼くして惨殺された幼子を見守っているような気がします。

※麻羅観音や大内義隆公ににまつわるの言い伝えには、諸説あります。今回の記事は、長門市観光サイトななびや麻羅観音の石碑を元に、個人的な解釈を交えて書いていることをご了承下さい。※

能満寺(俵山)

「ななび」より許諾

俵山にある能満寺の門前にイチョウの樹があり、来る方を出迎えてくれます。真っ赤なお寺と黄金のイチョウは、なんだかご利益がありそうです。

「ななび」より許諾

  三隅八幡宮(三隅)

「ななび」より許諾

地元に愛されてきたことを感じる三隅八幡宮にも、存在感たっぷりにイチョウの樹が立っています。
緑の木々の中に映える黄金の輝きは、私たちを笑顔に変えてくれます。

『イチョウの樹』

特別に感じることが少ないくらい、子供のころから身近にあり、生活に溶け込んでいます。
そんなイチョウの樹が男性か女性かを知り、その気持ちになって、自分だけのストーリーを考えてみると、楽しいかもしれません。

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